【メールはこちら】
jinmasin●positivebrain.com
●を@に変えて送信してください。
(迷惑メール防止のため)

蕁麻疹の原因
蕁麻疹の原因

一般的に”じんましん”と一括りに言っていますが、その原因は実にさまざまです。
アレルギーが原因のもの、心因性のもの、物理的な接触が原因ものなどがあり、さらに、これらが複合的に作用しあって蕁麻疹が発症したりします。
こうなると、実際には原因特定が困難で、医者にかかると、そんな原因調査よりも、まず、抗ヒスタミン剤などの薬を処方されるわけです。
そんな、蕁麻疹の原因をおおまかにまとめてみました。

○食事が原因のもの
サバなどの青魚、大豆、小麦粉、そば、などが有名ですが、食品添加物などが原因ということもあるようです。
これらはいずれも、アレルギー性蕁麻疹ということになります。時々、ビールを飲むと蕁麻疹が出るという人がいますが、これは、アルコールそのものに対してアレルギーがあるというよりは、アルコールによって腸から抗原となる物質を吸収しやすくなるために蕁麻疹を発症するわけで、似たようなケースとしては、スパイスや体調不良時も同様のことが言えるようです。

○薬が原因のもの
これも経験上、良く知られています。薬を処方されるとき、
「今まで薬を飲んでアレルギーが出たことはありますか?」
って良く聞かれますよね?
薬でアレルギーを引き起こすものとして知られているのは、
アスピリン、ペニシリンなどが有名です。

○物理的な原因
引っ掻き、圧迫、温度(寒冷や温熱)、珍しいところでは、日光なんていうものもあります。引っ掻きとか圧迫はまだ何とか避けようもありますが、寒冷とか温熱、日光なんていうのは環境に左右される部分も大きいわけで、これはなかなかやっかいなんです。

○体内にあるコリンという物質が原因もの
発汗刺激によって体内のアセチルコリンという物質が分泌され、発症する蕁麻疹です。詳しくは『コリン性じんましんとは?」を参照してください。

○心因性のもの
これもかなりやっかいで、思い込みが蕁麻疹の原因になっています。思い込みなので、調べてみても、原因特定ができないケースが多いようです。
思い込みについては、アメリカで死刑囚に対して実施された、非常に興味深い実験があります。
思い込みって死をも招くんです。

○接触性のもの
触れただけで蕁麻疹を発症するケースもあるんですね。連想しやすいのは植物。山に行くとき、祖父や祖母から「その木に触ったら蕁麻疹(湿疹)が出るよ。」なんていわれたことを思い出しました。具体的には蕁麻疹の語源にもなった『イラクサ』なんかがありますが、人によって対象となる植物もいろいろありますし、植物そのものだけではなく、花粉なんかも原因になるようです。他には、甲殻類などを始めとした魚介類、肉類、アリやハチなどの昆虫類、ハウスダスト、ゴム、いろいろあります。
多くのものが考えられています。

○病気性のもの
蕁麻疹で悩まされる皆さんは、これが一番心配なのではないでしょうか?私も、肝臓が悪いのじゃないかとか、真剣に悩みました。
蕁麻疹によって疑われる病気はいろいろあります。

風邪・扁桃炎・胆嚢炎・歯槽膿漏・ピロリ菌・胃腸障害・肝臓疾患・膠原病・悪性腫瘍などなど・・・。

一般的に、内臓疾患が原因の蕁麻疹というのは、実は意外に少ないのだそうです。
もちろん、肝臓などは、一時的な機能低下によって蕁麻疹を引き起こす原因にはなるのですが、だからと言って、肝炎だとか、肝硬変だとかという話にはすぐにはならないというのが一般的な医師の見解のようです。
ただし、意外に少ないというだけで、病気が原因で蕁麻疹が出ているケースも確実にあるわけで、蕁麻疹が出たら、まずは、病院での診察を優先すべきだと思います。

<<『寒冷じんましん と 温熱じんましん 私の克服記』トップへ>>