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【温熱じんましんの発症】
私が始めて じんましん を経験したのは、結婚して2年ほど経った、32歳の時です。

一番風呂に入ると、肌がピリピリすることってありますよね。
最初はあんな感じでした。

「なんか、痒いかな?」

それは、
気にも留めないくらいの小さな小さな体の変化だったのです。

もともと私は、体が強い方ではありません。
冬になると毎年1~2回、風邪をひいて寝込んでいます。
扁桃腺ですか、、、あれが人並み外れて大きいようで、
子供の頃、かかりつけの医者から

 「学会で発表したいくらい、ホレボレするほど大きい。」

なんて言われていました。
なので、風邪をひくと、ほぼ間違いなく熱が出てました。
今もそうです。鼻づまりや咳が出始めてから熱が出て寝込んで治るまでが、
私の風邪のお決まりのパターンです。
ひき始めに治すなんてこと、一回もできた試しがありません。

さらに、私はお腹も弱い。
牛乳不耐症っていうんですか、乳製品がとにかくダメでした。
過去形なのは後からお話しするとして、
牛乳はもちろん、ケーキやアイスクリーム、ヨーグルト、カフェオレ、ミルクティ・・・
とにかく、乳製品食べると何でも下痢していました。
なので、乳製品は家でしか食べませんでした。
トイレにすぐ駆け込むハメになるのがわかっていたからです。


が、そんな体質の弱い私でも、大病を患うことなく、健康に過ごせてきたのは、
ほかならぬ母親のおかげであったと思います。
 「いろんな色の野菜を食べなさい。」
 「肉の3倍は野菜を食べないと病気になる。」
 「外食は年に2~3回で十分。」
 「ダシの煮干しは捨てずに食べなさい。」
 「パンではなく御飯を食べなさい。」
とにかく、健康的な食事に関して、母親はうるさい人です。
今でも実家に帰るたびに、いろんな健康食を食べさせられます。

そういう環境に育ってきたので、私自身、
『体質は弱くても非常に健康体ではある。』
という自覚がありました。

少々痒くても、”じんましん”という言葉が脳裏をよぎることはなかったのです。

それが。。。

風呂に入ると肌がピリピリ、ピリピリ・・・。
そして、皮膚が確かに痒い。。。

「あれ?一番風呂のお湯って、こんなに痒かったかなぁ。」

なんて思っていたものです。
その頃はまだ、湯船の中でちょっと皮膚を掻いたくらいで治まっていました。


しかし・・・
その後数ヶ月間、さらに症状は悪化していったのです。


風呂上りも痒みが取れない。

背中、肩、お尻、内股・・・。

ついつい無意識のうちにボリボリやってしまう。
一箇所をボリボリやると、その周辺に痒みは広がり、
さらに広範囲をボリボリボリボリ・・・。

風呂上りの恒例行事のようになっていたように思います。

そしてある日、風呂上りにいつものようにボリボリやっていると、

「ちょっと、その背中どうしたのっ!!!?」

という妻の叫び声。

「は?」

と自分の腕やら肩やらを見てみると、肌は真っ赤っ赤!

さらに、背中を鏡に写してみると、そこには私の皮膚を襲う激しいミミズ腫れが・・・。

唖然としました。
真っ赤な背中に走る、何本ものミミズ腫れ。
自分の体とは思えませんでした。

 「なんで?????」

頭の中にはそれしかありませんでした。
何度も、何度も、
「なんで?」
「どうして?」
を繰り返していました。
パニックと言ったら大げさかもしれません。
それほどの危機感も持ってなかったのは確かです。
でも、何度考えてみても、理由がわからない。
そして、今までこんなことなかったのだから、
これはきっと異常には違いない。
でもなんで・・・・?

漠然とした不安感が泉のごとく湧き出していました。

  掻き過ぎただけで・・・?
  一過性のもの・・・?
  でも今までこんなの見たことない。。。
  アレルギー?? 何かの病気???
  肝臓とかが病気になった???

そんなことをあれこれ考えているうちに、さらに1ヶ月ちょっとが過ぎました。
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